はじめにスタートアップ企業を創業した場合、資金調達の手段としてエンジェル投資を選択する人も多いのではないでしょうか。エンジェル投資家による出資を利用する場合、ピッチや面談などで出資決まることが多いと思います。今回はピッチや起業家のイベントに30回以上参加し、なおかつ現役エンジェル投資家である筆者から、エンジェル投資家が見ているポイントについて詳しく解説します。エンジェル投資家は何を見ているのかエンジェル投資家がまず何を見ているのかについて理解し、それに逆算する形でピッチやプレゼンの準備をしておきましょう。もう準備が整っている方はチェックシートとして活用してみて下さい。①プロダクトについて成長できるプロダクトなのかについて様々な質問が飛んできます。主な質問は以下の通りです。以下の質問には即答できるように準備しておきましょう!上場を目指せるほどの大きな市場規模が見込めるのかペルソナが金を払ってでも解決したい課題なのか競合に対する競争優位性は何なのかどのくらいの期間で黒字化しそうなのかどのくらいの期間でEXITするつもりなのか②出資形態についてなぜ資金調達の手段としてエンジェル投資を選んだのか、どんな出資形態なのかなどについて深掘られます。代表的な質問は以下の通りです。なぜエンジェル投資を選んだのか、VCやクラウドファンディングではダメなのか。なぜこのタイミングでエンジェル投資を希望するのか株式比率はどのくらいなのか種類株式は利用するのか③社長・メンバーの経歴やスキルエンジェル投資家が一番見ているポイントは何か?それは社長自身です。社長がどんな経歴なのか、どんな人柄なのか、どんな能力を持っているのかなどをとても深く見られます。例えば、東大出身というだけで資金調達に有利だったりします。実際PR TIMESの資金調達のニュースを見てみると社長が東大出身というケースがとても多いです。起業した当初は何回も事業をピボットする可能性が高く、初めに考えていた事業とは全く違うものに取り組む場合が大半です。エンジェル投資のピッチでは事業そのものではなく、会社を大きくしてEXITまでやり遂げられる人物なのかについて、様々な角度から見られます。そのため、アピールできる経歴があれば、それを強調してピッチなどに盛り込んでおいた方が良いです。経歴だけでなく、その人のスキルや人脈、どんなメンバーを率いているのかについても聞かれるケースが多いです。ここに関してあまり話さない人もいますが、投資家は人を見ているので、できる限りアピールしておいた方が良いです。終わりに今回はエンジェル投資のポイントについて解説しました。以上の観点全てをクリアしていれば、出資してもらえる可能性はグッと上がります。最後にこの記事で最も強調したいことを言います。それは「諦めない」ことです。何回も出資を断られてもアプローチし続けてください。エンジェル投資家としても起業家から何回もアプローチされると、情に負けて出資するという話をよく聞きます。エンジェル投資のメリットは何と言っても、投資家がYesと言えば出資されるということです。めげずにアプローチしていけば、出資してくれる投資家が必ず現れます。諦めずに頑張っていきましょう!また私たちもスタートアップに対してエンジェル投資を行っているので、興味がある方はぜひお問い合せフォームよりご連絡ください。年齢・職業・事業分野・事業化されているかなどは一切問いません!ぜひ一度面談でお会いしましょう!